昔ながらの味

足助屋敷の手作り食品:味噌

寒中1月、桧茶屋にて自家味噌を仕込んでいる様子。

1.朝8時頃~午後2時頃まで約6時間大豆を煮る。(店前の大釜)
2.午後3時~4時頃、大豆と塩・豆麹・米麹を層に積んでいきます。(店内・調理場)
(調理場に入って見学することはできませんが、注文レジあたりから覗き見ることができます。)

朝一番に大釜に火を焚きつけます。

1⃣ 約6時間、大豆を煮て、つぶします。
2⃣ 大豆・塩・豆こうじ・米こうじを重ねます。
3⃣ いくつかに分けて、かき混ぜます。
4⃣ 樽に消毒したビニール袋を入れ、中に隙間ができないように材料を詰め、
  6から7分目くらいまで入れたら上に塩をふります。
5⃣ その上に昆布を敷きます。
6⃣ さらにその上に塩をふります。
7⃣ ビニールの口を縛ります。
8⃣ あとは中蓋をし、重しを乗せて蓋をしたら冷暗所で寝かせるとできあがり。

9ヶ月後の秋にはもう「自家味噌」になっています。
早い時期の味噌は麹の香りがすばらしく、徐々に熟成した味になっていきます。

足助屋敷 自家味噌のこだわり

大豆はもちろん国産100%。(できるだけ減農薬、有機的に栽培された地元産大豆を使っています。)
豆麹と米麹を多く使い(豆とほぼ同量)、塩は少量だけ、早くおいしい味噌ができます。

この自家味噌、販売はしないので、桧茶屋で五平餅・田楽等でご賞味ください。


足助屋敷の手作り食品:寒茶

寒茶とは寒の時期(1/3~2/3)に採ったお茶の葉のことを言います。ビタミンCが多く、寒茶を飲むと夏風邪をひかないと昔から言われています。

1⃣ 葉を摘みます。
2⃣ 枝ごと立てて、蒸し器の中に入れます。
3⃣ 蓋をし、1時間蒸します。
4⃣ 取り出したら、葉と枝に分けます。
5⃣ 葉を干します。
6⃣ よく乾燥させるために、時々かき混ぜます。
7⃣ 乾燥したら、やかんなどでお湯を沸かして、その中に寒茶を入れ、よく煮出すと飲めます。

 ほんのり甘くて飲みやすい、山里の味です。

足助屋敷の手作り食品:梅干

1⃣ 一晩水につける(アクぬき)。
2⃣ 一粒づつ丁寧にヘタをとる。
3⃣ 水気をきって陰干し。
4⃣ 乾いたら、塩に漬ける。
5⃣ 水がよくあがってきたら、紫蘇をもんでいれる。
6⃣ 7月下旬~8月上旬に土用干しをしてできあがり。

足助屋敷の手作り食品:柚餅子

1⃣ 柚子の中をくり抜き、味噌・くるみ・ゴマなどと一緒にした練り味噌を詰める。
2⃣ セイロにかけ中火で約3~4時間蒸します。
3⃣ 1週間ほど天日干し。
  形を整え、練り味噌をさらに詰める。
4⃣ 1ヶづつネットに入れ、軒下などの半日陰につるす。
  3月中旬頃、固くなったらできあがり。

 薄くスライスして、お茶うけ、酒肴、おにぎりの種にもどうぞ。

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